孔子【論語】学びて思わざれば罔し。思いて学ばざれば殆うし。

論語孔子の言葉。

 

子曰く、

学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆うし。

 

師は言った、

教わるだけで自分で考えなければ本当に理解する事は出来ない。自分1人で考えるだけで広い知識を学ぼうとしなければ独断に偏る。

 

 

 

 

● 学(マナ)びて思(オモ)わざれば則(スナワ)ち罔(クラ)し。

広い知識を知るだけで自分で何も考えなければそれは本当に理解したとは言えない。

 

本やSNS、人などから知識を教わるだけでその後自分で何も考えないと知っているだけでで本当に理解が出来てるかは危ういですよね。

歴史の勉強で例えると歴史を暗記だと思ってただ覚える人と歴史の事柄を知り、なぜそうなったのか?この歴史は正しいのか?なぜ今があるのか?場所、タイミングが違ってたら今はなかったかも知れない。など知るだけでなく自分で更に考える事で人類の歴史、人類の今を理解しようとしてると言えます。

 

 

 

 

● 思(オモ)いて学(マナ)ばざれば則(スナワ)ち殆(アヤ)うし。

自分1人の中だけで考えるばかりで広い知識を外から得ようとしなければ独断で狭く偏った知識になる。

 

自分の知識、思想を考えてばかりで他の知識や価値観を得ようとしなければ知識や思想は凝り固まっていくばかりです。自分では自己満できて満足しているから良いとおもえますが、どっちの道を行きたい方と言えば広い世界に出て誠の知識を求める事を私なら選びます。

実は自分もちょっと前までは「思いて学ばざれば則ち殆うし」のほうだったと言えます。

昔から人生や価値観、正解って何だろう?などよく考える事が多く人間観察も好きです、自分なりに観察し経験し、考え大人になった今ある程度はわかってるつもりで居ました。でも正直自分の生きたこの小さい世界だけでは限界があったのです、そこで今まで嫌いでただの暗記だと思っていた歴史を本気で学びました。

するとどんなけ自分の価値観、視野が狭かったのか自分は本当に何も知らなかった事を思い知りました。それと同時に歴史は暗記ではない事が分かりました。歴史を理解しようとして初めて歴史の本質に気づく事が出来ました。

 

学ぶ事、考える事は両方あってこそ効果がだせる、当たり前だけど大切な事だと思います。